Everymail - レビュー
Tafelspitz@everymail.netEverymail は 2022年4月 に終了しました。
エブリィメールは、オーストリアのウィーンを拠点とするフリーメールサービス。有料プランをメインにすえて、機能限定の無料プランを公開されています。
Email のシステムやデザインは最新式。プライバシー保護やセキュリティ対策も問題なし。日本語表示対応、広告なし、メールクライアント用に、POP3、IMAP、SMTP も使えます。
かなり良さそうなサービスに見えますが、送信制限が 1日 5通まで、月に 20通までと非常に厳しくなっています。
あまりにも送信数が限られているため、登録専用と決めていても、いざ何度かやり取りが必要になった時に制限を超えてしまい「あっ」ということになるかもしれません。
良い点
- 一切広告が付かない。
- メール内容は検閲されない。
- 受信するメールの言語でフィルターが可能。
- 色々なトップレベルドメイン。
- 強度なプライバシーの保護。
悪い点
- 登録にメールアドレスかモバイルナンバーが必要。
- 送信制限が厳しい。
- 設定時に接続エラーによくなる。
機能詳細
基本機能 | IMAP、POP3、SMTP📩クライアントの設定方法 |
拡張機能 | 署名、メール検索、自動返信、自動転送、自動振分、連絡先のインポート・エクスポート、テーマの変更。 |
追加の機能 | アドレス帳。 |
容量制限 | 500 MB。 |
アカウント期限 | 1 年。 (My Account より確認できる) |
セキュリティ | HTTPS、アンチスパム。 |
ドメイン | @everymail.net,@everymail.tv など 32ドメイン |
開設日 | 1999 年。 |
関連リンク |
機能補足
Webmail からログインすると My Account 情報と行き来できますが、My Account からログインすると WebMail へは行けません。
アカウント有効期限は厳しめです。必ず 1 年に 1 回はログインするようにします。
+と.を使った拡張アドレスは共に使用不可。
Wiener+Schnitzel@everymail.net ≠ Wiener@everymail.net
Republic.Austria@everymail.net ≠ RepublicAustria@everymail.net
Everymail は VIRTEXXA Cloud Services SRL により運営されています。
Everymail ドメイン一覧
- @catsworld.at
- @cyber-planet.net
- @essiggurkerl.at
- @everymail.at
- @everymail.biz
- @everymail.cc
- @everymail.ch
- @everymail.co.uk
- @everymail.cool
- @everymail.dk
- @everymail.eu
- @everymail.guru
- @everymail.in
- @everymail.me
- @everymail.mx
- @everymail.net
- @everymail.ninja
- @everymail.nl
- @everymail.one
- @everymail.org
- @everymail.org.uk
- @everymail.ro
- @everymail.tv
- @everymail.ws
- @family-events.com
- @femaletalk.net
- @flowerbabes.net
- @galleryedition.com
- @nightrider.at
- @ready-to-love.com
- @silentmoods.com
- @webmagazin.info
ドメインは2017年11月5日に4つ追加されて 32種類。
魅力的なトップレベルドメインが多いが、いかんせんドメイン名が長い。忘れにくいのがメリット。
.guru (グル) は、2013年に制定されたドメイン。
.cool は、2014年に制定されたドメイン。
.one は、2015年に制定されたドメイン。
いずれもメールアドレスでは珍しいドメイン。
広告とIPアドレス
Web送信に IP アドレスが付きます。SMTP 送信はマスクされます。
WEB送信 | SMTP送信 |
付く | 付かない |
WEB画面 | WEB送信 | SMTP送信 |
付かない | 付かない | 付かない |
ウェブメールソフトは Roundcube Webmail を使用。
User-Agent: Everymail RC Webmail/1.1.7
X-Remote-Browser: ヘッダにブラウザの情報も添付送信されます。
charset = US-ASCII
SSL Server Test
my.everymail.net のSSL品質はBです。
2017年10月のA-判定より劣化していますが、2020年に SSL Server Test の基準がアップデートされ、古い暗号の TLS 1.0/TLS 1.1 をサポートしていると最大B判定までになったためです。
同じ理由で Gmail や Yandex.Mail ですらB判定です。広くブラウザをサポートするために残していると思われます。
Everymail は最新の接続暗号に対応しているため、最新のブラウザを使っていれば特に問題ありません。
RapidSSL は Poczta o2 でも使われています。元々はシマンテックのブランドでしたが DigiCert, Inc. のブランドへ移行されました。
強力なプライバシー保護
Everymail は Proton Mail のような E2EE ではないものの、それに準ずる匿名性を保証します。
運営者は管理目的であってもメールボックスへはアクセスできません。(プライバシーポリシー)
サーバーログは個人を特定できない状態で保存され、14日後に削除されます。
パスワード忘れは復旧できません。管理者も知ることができないためです。
アカウントは 1年間未使用で自動的に削除されます。人間が操作せず機械的に動作するためです。
広告がなく商用目的でのトラッキングはありません。
ただし Google Analytics によるアクセス解析はされています。