SIGAINT - レビュー
onion@sigaint.orgSIGAINT はに終了しました。
SIGAINTは Tor ネットワークの中にサーバーのある Onion Services。Tor で接続するフリーウェブメールです。
メインの onion サーバーの場所はシークレット。Web サイトのページはシンガポールのサーバーが使われています。
サイトのトップページは、あやしげな雰囲気を漂わせていますが、ポッと出のサービスではなく、そこそこ有名で実績があり、バリバリにメールデータをため込んでいる有料ユーザーも多く抱えていて信用されるメールサービスです。
Webメールソフトは、JavaScript なしで動作するSquirrelMailで日本語表示も可能。ただし、日本語の表示にするかしないかに関わらず、日本語の扱いはバグらしき動作がみられます。
ログインと送信に画像認証が必要なため、いつも使うメールにするのは難しそう。登録用など、必要な時のみポイントを絞って受信を主にして使うのがおすすめ。
良い点
- Onion Services。
- onion メールアドレス。
- アカウント取得に必要なものがない。
悪い点
- ログインと送信に認証文字の入力が必要。
- 容量 50MB。
- 日本語での利用に向いていない。
機能詳細
基本機能 | WebMail専用。 |
拡張機能 | メール検索、署名、メールエクスポート。 |
追加の機能 | アドレス帳。 |
容量制限 | 50 MB。1 通あたり5 MBまで。 |
アカウント期限 | 1 年 |
セキュリティ | HTTPS接続。 |
ドメイン |
|
機能補足
ユーザー名は、3–15 文字。
アカウント作成に認証コードの入力が必要。ログインと送信にもヒューマン認証が必要。
POP3、IMAP、SMTP は、Pro アカウントのみ。
+を使った拡張アドレスの利用が可能。.は不可。
代理送信は同じSquirrelMailでも、DerpyMailやMail2Torと違い、Personal Information(個人情報)のE-mail Address が固定されているため使用できません。
SquirrelMail のメールを読むには Subject(件名)をクリックします。件名がない場合は、(no subject)という件名が表示されます。
日本語の表示にするには。Options → Display Preferences → Language からJapaneseを選択してセーブします。
日本語の検索はどちらの表示でも常にマッチします。
日本語での利用の不具合
日本語の表示にすると、受信メールの件名や本文の日本語の部分のみスッポリ表示されなくなります。
そのため、受信したメールの件名が日本語のみだと、Subject が表示されず本文の内容を読むことができません。
データ自体は存在するので、その場合、表示を English に戻すかエクスポートすれば内容を閲覧できます。
これは英語のインターフェイスで利用すれば問題ないようにみえます。ところが、逆に送信は日本語表示で送信しないと受信側で日本語の文字化けが発生して読めなくなります。
受信メールを読む時は英語表示に、送信する時は日本語表示に設定します。
英文のやり取りだけなら不都合がないため、これが日本語ユーザーには向いていないとした理由です。
SIGAINT 終了の顛末
に Onion Services と ゲートウェイの両方ともサイトが閲覧できなくなり、以降はアクセスできない状態から続報はありません。有料ユーザーもどうすることもできず、海外では色々な憶測が飛んでいますが真相は謎のままです。