Snopyta - レビュー
support@snopyta.orgSnopyta のフリーメールは終了しました。
Snopyta.org は非営利で運営されるフィンランドのサービスプロバイダ。フリーメールは日本語対応のウェブメールとクライアント用に IMAP、POP3、SMTP プロトコルをサポートします。
Dismail や Disroot と様々な面で似ており、特に自由とプライバシー保護に基づく運営ポリシーは一致しています。最小限度の情報だけを残し、IP アドレスなど個人情報は追跡されず、すべてがエンドユーザーのために運営されます。
メール機能は最近見かける申請して開放してもらう方式。多少手間に感じるところはありますが、取得してしまえば思いのまま使えるメリットは大きい。申請方法も解説しているので、そのまま真似してもらって構いません。運営はアカウントを乱獲、乱用さえしなければ自由に使って貰いたい意向でしょう。
Roundcube Webmail はよく見るやや古いものではなく最新バージョンを採用しているため、鮮やかなデザインとスマホの狭い表示領域にも対応しています。
機能は若干少なめ、速度はややもっさり。多くのメールを捌く商用利用には少し不向きですが送信制限などはなく実際に問題になることはないでしょう。もちろん個人利用では快適です。
実のところ Email は Snopyta の複数のサービスの一つに過ぎません。他に、検索エンジン、Mastodon、WebIRC 等々、Snopyta アカウントで利用できます。
良い点
- 登録に電話番号不要。
- 日本語表示に対応。
- IMAP、POP3、SMTP 対応。
- 広告なし。
- プライバシー重視。
悪い点
- アカウントの取得が申請方式。
- 機能が若干少なめ。
- ベータ段階。
機能詳細
基本機能 | IMAP、POP3、SMTP📩クライアントの設定方法 |
拡張機能 | 自動振分、自動返信、自動転送、迷惑メールフィルタ、メール検索、署名、メッセージと連絡先のインポート・エクスポート、テーマの変更、エイリアス。 |
追加の機能 | アドレス帳。(ほか多数) |
容量制限 | 保存容量 500 MB。添付ファイル 2 MB まで。 |
アカウント期限 | なし |
セキュリティ | SSL |
ドメイン | @snopyta.org |
スマホアプリ | なし |
関連リンク |
機能補足
アカウント名は 1 文字から取得できます。お早めに。
メール検索は日本語もマッチします。受信箱など検索対象の指定も可能。
検索ボックスの場所はメール一覧の上にあります。
アカウントの期限はありませんが、状況により変わる可能性について記述があります。
サイトは Onion Services に対応していますがウェブメールはクリアネットのみです。
有料プランはありません。寄付により賄われます。
サーバーはフィンランドですが、運営拠点はドイツです。
Am Rösgraben 991567 Herrieden
Germany
エイリアス
拡張アドレスの+を使えます。
example@snopyta.org=example+legal@snopyta.org
設定の識別情報から別のメールアドレスを登録できますが送信できません。別のメールアドレスは @snopyta.org ドメインのアドレスも不可です。
広告とIPアドレス
メール画面 | WEB送信 | SMTP送信 |
付かない | 付かない | 付かない |
WEB送信 | SMTP送信 |
付かない | 付かない |
SSL Server Test
Snopyta Webmail
webmail.snopyta.org
216.58.194.165
2607:f8b0:4005:804:0:0:0:2005
DNS CAA 対応
評価日: 2022年5月16日 (v2.1.10)
オニオンサイト
ウェブメールはクリアネットのみです。
アカウントの作成
Snopyta.org のメールアドレスを取得する方法。
オプトイン方式です。Snopyta.org のアカウントを取得後にメール機能を解放してくるれよう申請します。
新規取得は意図的に停止することがあります。期間をおいて申し込んでみてください。
Snopyta.org のアカウントを作成します。
新規ユーザー登録をクリック。
入力欄は全て必須です。
Username: ユーザー名を決めます。ユーザー名は 1 文字から。メールアドレスは、ユーザー名@snopyta.org になります。
Display Name: 表示名を任意で決めます。(例: Taro)
- E-Mail: 手持ちのメールアドレス。
新しいパスワード: 12 文字以上のパスワードを決めて下段に再入力。
入力欄を全て埋めたら 続行 します。この手順は自動で実行されます。
アカウント作成プロセスのあとすぐに使えます。
メールアドレスに Welcome メッセージが届きますが認証手続きはありません。
Snopyta アカウントにログイン
account.snopyta.org
メール機能を使えるよう申請します。
support@snopyta.org へ登録メールアドレスからメールを送信します。
ここでアカウント作成時に入力したメールアドレスが必要になるというわけです。
文例
件名: Email account please.
Snopyta username: ○○○
I want to use your webmail.
Email account please.ユーザー名の記述を忘れないようにします。
メールアドレスに受け付け ID と共に自動返信メールが届きます。
返信が来るまで待ちます。時間制限があるわけではないので、たまに覗く程度で O.K です。
運営者の都合により処理される時間は決まってませんが、実践では 30 分程度で届きました。
I have enabled your email login. のメッセージが届いたら使用できます。
ウェブメールにログイン
webmail.snopyta.org
Snopyta アカウントメニュー
Snopyta アカウントからは、パスワード変更、セキュリティ質問のセットアップ、プロファイルの更新、アカウント情報の編集ができます。