India.com Mail - レビュー
India@india.commail.india.com は 2019年5月6日 に終了しました。
インドのポータルサイトIndia.comが提供するメールサービスは、IMAP,POP,SMTP に対応しています。
2010年のスタートから長い間懸念事項だった通信の暗号化には、2016年に Webサーバー、メールサーバーとも SSL に対応されました。
同じインドのRediffmailと比較すると人気は劣るものの Email は機能面で優れています。
Webメールは、フォルダーで管理するスタンダードなもので英語とインドの 4言語のみ対応。タイムラグが生じ少しストレスを感じた速度に関しては、新バージョンで CDN が使われるように改善されスムーズに動作するようになりました。
ストレージは 10 GB から必要に応じて無制限。広告表示は、いっそのことなしにしてもいいのではと思うほど少なく、送受信したメッセージには、ウェブメール、メールソフトとも広告は付きません。
SSL証明書の更新忘れなど大雑把なところがあり、信頼性は疑わしい。とはいえ広告やトラッキングが多すぎる日本のフリーメールを使うよりは、よっぽど良いというのが総括です。
メールのページはログイン画面しか表示されないため、アイコンのリンクは HP にしてあります。
良い点
- 容量無制限。
- メッセージのドラッグ、ドロップに対応。
- POP に加えて IMAP の他のアカウントも管理できる。
悪い点
- リンク切れなど未整備なところがある。
- 横 1366px の固定幅なので画面を狭めると見えない部分がある。
- 設定が正しく機能しないところがある
機能詳細
基本機能 | IMAP、POP3、SMTP📩 メールクライアントの設定方法 |
拡張機能 | 他POP3、IMAP受信、自動転送、自動振分、迷惑メールフィルタ、受信拒否、署名、自動返信、メール検索、連絡先のインポート・エクスポート、WEBデザインの変更、モバイル版。 |
追加の機能 | アドレス帳、カレンダー、タスク。 |
容量制限 | 10 ㎇ から必要に応じて無制限。添付ファイルは 50 ㎆ まで。 |
アカウント期限 | 12 ヶ月。 |
セキュリティ | HTTPS、外部コンテンツブロック。 |
ドメイン |
新規は @india.com のみ。 |
関連リンク |
機能補足
メール転送はメール受信による認証が必要。
日本の都市も選択肢にあり、正規にアカウントを取得できます。
www.india.com は Akamai CDN、mail.india.com は GMX のプロバイダの 1&1 の CDN が使われています。
日本からの利用は、India.com が日本、Webメールとメールサーバーはドイツに接続されます。
他メールの POP3、IMAP からの代理受信は正常に動作するようになりました。
メール検索は日本語もマッチします。
迷惑メールフィルタは自動振り分けとは別に実装され無効にできません。
迷惑メールを手動でJunkmail folderに移動すると次回からフィルタリングされるはずですが、動作を確認できません。
拡張アドレスの+.と-は全て使用不可。
Indiacom.com は別のサービスです。
広告とIPアドレス
メール画面 | WEB送信 | SMTP送信 |
付く | 付かない | 付かない |
WEB送信 | SMTP送信 |
付かない | 付く |
広告は本文を表示した時のみ右サイドへ表示。小さくはないが目立たない。
Webメールの送信ヘッダは非常に簡素で、ユーザーの IP は追加されません。
セキュリティ技術
SSL Server Test の結果はA+(mail.india.com)
認証局は GlobalSign のセカンドブランドの AlphaSSL
2018年3月8日(UTC)まで COMODO CA Limited、2018年3月12日(UTC)から AlphaSSL に切り替わりました。間隔が空いているのは証明書の更新を忘れたためで、その間 India.com の Email は利用できなくなりました。
ポータルサイトとしてのIndia.comは 2019年1月7日より SSL に対応。認証局は DigiCert Inc。
ウェブメールはScoreCard Research BeaconとGoogle Analyticsによるトラッキングあり。
India.com Mail の匿名性
India.com Mail のブラウザからのメール送信はシンプルな構造でIPアドレスなどのアカウントに関する情報をほとんど漏らしません。
フィルターの厳しい Yahoo!Mail へ送信した時のヘッダー情報
India.com Mail から送信
From: "名前" <Instance@imail.com>
To: example@yahoo.se
Message-ID: <111111111.222222.3333333333333.JavaMail.tomcat@be12>
Subject: =?utf-8?B?dGVzdCDpgIHkv6E=?=
MIME-Version: 1.0
Content-Type: text/plain; charset=UTF-8
Content-Transfer-Encoding: base64
X-Priority: 3
X-Mailer: zMail Mailer (beta)
Yahoo.se で受信した結果
X-Apparently-To: example@yahoo.se via 188.125.83.155; Thu, 03 Jan 2013 14:14:15 +0000
Return-Path: <Instance@imail.com>
Received-SPF: pass (domain of imail.com designates 212.227.218.33 as permitted sender)
X-YMailISG: 長い文字列
X-Originating-IP: [212.227.218.33]
Authentication-Results: mta1047.mail.ukl.yahoo.com from=imail.com; domainkeys=neutral (no sig); from=imail.com; dkim=neutral (no sig)
Received: from 127.0.0.1 (EHLO smtp02.zmail.com) (212.227.218.33)
by mta1047.mail.ukl.yahoo.com with SMTP; Thu, 03 Jan 2013 14:14:15 +0000
Date: Thu, 3 Jan 2013 14:14:14 +0000 (UTC)
From: "名前" <Instance@imail.com>
To: example@yahoo.se
Message-ID: <111111111.222222.3333333333333.JavaMail.tomcat@be12>
Subject: =?UTF-8?Q?test_=E9=80=81=E4=BF=A1?=
MIME-Version: 1.0
Content-Type: text/plain; charset=UTF-8
Content-Transfer-Encoding: base64
X-Priority: 3
X-Mailer: zMail Mailer (beta)
Content-Length: 13
[212.227.218.33] (smtp02.zmail.com)は、India.comのWebメーラーの送信サーバーでイギリスにあります。
[188.125.83.155] (web171516.mail.ir2.yahoo.com)は、Yahoo!のサーバーでアイルランドにあります。
メールソフトは、独自にIPやコンピューター名を追加する場合があるることにも注意してください。
他に、Disroot.org や Net-C も、X-Originating-IP をマスクします。
アカウントのキャンセル
アカウントの削除 は、メール画面左下の⚙️Settings
Account の Delete Account からパスワードを入力します。
パスワードの変更、秘密の質問の変更、アカウントの削除のメニューのみ、上段のアクションバーに出現します。