MediaFire
メディアファイアは、容量10GB。帯域の制限はなし。アップローダー + α といった感じのオンラインストレージです。
知名度はかなり高く、Dropbox と同じくらい有名で歴史も古く利用者も多いです。その間、スペックについては大きな変遷を繰り返していますが、基本的に無料プランはファイルの共有用で保管にはあまり向いていません。
フリーアカウントは、共有リンクやアップロード画面に広告が表示され、それによって運営されています。
インターフェイスにも控えめな広告が表示されますが、きれいで飽きないデザインのためストレスはあまり感じません。また、ブロックしても振る舞いに影響はありません。
前に速くはないとしていた転送速度は、最新版でプログレスバーの表示を誤魔化しているようなのを差し引いても、かなり速くなった印象を受けます。
複数のファイルを同時にアップロードできて、ダウンロードは不可など、有料版とは微妙なところで巧い具合に区別されています。
魅力的なスペックではありますが、これら細かい制約が結構あり、ボディーブローのように効いてくるので、無料プランをメインとして使い続けるメリットもまた微妙なところです。有料プランは安いので無料で試用して気に入ったら移行してみてもいいでしょう。
保存容量 | 10 GB | 紹介ボーナスなどで最大 50 GB まで可能。 |
最大ファイルサイズ | 20 GB | 32-bit browserは最大4GB。 |
ファイル共有 | ◯ | ファイルとフォルダー。 |
FTP | × | |
WebDAV | × | |
ダイレクト リンク | × | 制約付きで埋め込みは可能 |
リモート アップロード | × | 有料プランのみ |
世代管理 | ◯ | 5 ~ 20。設定から変更可能。 |
対応プラットホーム | ||
OS | ||
モバイル | iOS ,Android | |
アカウント有効期限 | 1年 | どのようなアクセスでもログインと見なされる |
2段階認証 | × | |
紹介制度 | ◯ | +1GB。 |
容量無制限プラン | × | プランの比較 |
サービス開始 | ||
Alexa ranks | 133 | Global Traffic Rank |
API | ◯ | Developers API |
日本語表示 | × | |
Drag & Drop | ◯ | アップロードも可能。 |
右クリックメニュー | ◯ | |
フォルダーのアップロード | ◯ | 300 アイテムまで |
フォルダーのダウンロード | × | |
一括アップロード | ◯ | |
一括ダウンロード | × | |
検索機能 | ◯ | 日本語の検索も可能。 |
通信の暗号化 | ◯ | |
対応ブラウザ | higher | IE9 Firefox16 Chrome 21 Safari 5.1.7 Opera11 Rockmelt |
Description
基本的に全てのファイルやフォルダーは共有リンクを持ち、初期状態で公開の状態なっています。PublicからPrivateにすることで、リンクを無効にできます。
設定のトグルスイッチは見えている方が有効です。(ON の文字が見えていたら ON の状態)
リンクのパスや編集画面で一部の日本語は文字化けします。
暗号化、パスワード付、分割書庫のダウンロードは週十回までに制限されています。
一回のみダウンロードが可能な、1-Time Dounload 共有リンクの作成が可能なのと、パスワード機能があり、メールでの大きなファイルを受け渡しに活躍できます。
無料アカウント作成時の保存容量は、以前は 50GB でしたが、現在は 10GB になっています。50GB のユーザーは最大55GBまで可能です。
「容量無制限」の記述を見かける事もありますが、これは間違っているというより、MediaFire はアナウンスもなく大きく仕様を変更するため、すぐに情報が古くなってしまうからです。公式ページの情報ですら追いついていません。他のレビューなどを見るときは日付に注目してください。
検索はフォルダー名や日本語もマッチします。完全一致以外に部分一致など、似た名前もマッチした割合と共に表示される面白い検索システムになっています。
設定やヘルプは、ものすごく分かりにくいです。HELP には古い情報も混ざっているので新しい日付のものを探す必要があります
アカウントの削除もわかりにくい場所にあります。
Account Settings から Account Details の右横にある Edit。一番上にある DELETE ACCOUNT から削除します。
共有の操作
共有は、右クリックメニューかファイル横のオプション ボタンから設定します。
Mediafire は右クリックメニューから、ほとんどのファイルの操作が可能です。
すでに共有されているファイルは、横の鎖アイコンをクリックから素早くダウンロードページへの URL をコピーできます。
共有設定の変更は、同様に右クリックメニューかファイル横のオプションから可能です。
公開したフォルダーのサブフォルダーも公開されますが、サブフォルダーの共有を無効にすれば表示されなくなります。親フォルダーの共有設定を引き継ぐかどうかは、設定の Share link から変更できます。引き継がないようにするには、Inherit from parent folder. のチェックを外します。
ダイレクトリンク
画像のみ、ダイレクト リンクのメニューが表示されます。
しかしながらリンク先の画像は加工された物になります。例えば、大きさが異なっていたり、フォーマットが.pngから.jpgへ変換されていたりします。
ダウンロードページを経由せずに、ウェブページに直接貼り付けることはできますが実際の画像とは異なるものです。
FileDrop
誰でもファイルをアップロードできる FileDrop フォルダーは有料プラン専用になりました。
無料プランで作成済みの FileDrop は機能します。
ダウンロード
ダウンロードページには広告が表示されます。
特定の場所をクリックするとポップアップが表示されるなど、騙し要素が少しありますが、海外のこの手のサービスの中では良心的なほう。
アップローダーとして同じくらい人気のあった 4shared のダウンロードページは騙しリンクが多く、使いづらいくなってしまったのに対して、これくらいなら実用しても問題ないでしょう。
MediaFire がプレビューできるファイル形式
ラスタ形式
ベクトル形式
よく使われる .png , .gif , .jpeg をサポート。ベクタ形式は全て不可。Adobe のファイルは専用アイコン表示になっています。
SSL Server Test
MediaFire Desktop
デスクトップ用のアプリケーションのMediaFire Express Toolは、にMediaFire Desktopに置き換わりました。それにともない Linux はサポート外になりました。
その後、に MediaFire Desktop は廃止され、現在はモバイルアプリのみが存在します。デスクトップアプリは改良され再登場する予定でしたが、2021年になっても音沙汰ありません。
ツールから利用すればファイルサイズの制限はありません。
MediaFire の料金プラン
比較用に円に換算しています。支払はドルです。正確な価格はリンク先を御覧下さい。
Free | Pro | Business | |
---|---|---|---|
容量 | 10 GB | 1 TB | 200 TB |
月 | 無料 | 1,091 円 | 10,905 円 |
年 | 無料 | 9,815 円 | 104,688 円 |
1 ドル 109.05 円で換算 ()
Business プランは、2TB × 100 ユーザーの意味です。ユーザー数はカスタマイズできます。
主な有料機能
- 共有とダウンロードページに広告が付かない。
- ダイレクトリンク。
- フォルダーのダウンロード。
時折り半額セールを長期にわたり実施しています。
MediaFire のソーシャルメディア関連のリンク
ソーシャルメディアはほとんど更新されていません。