Mail2Tor - メールクライアントの設定

概要 クライアントの設定

Mail2Tor サーバーの情報

Mail2Tor の設定
プロトコルサーバー名ポートポート (SSL)
IMAPmail2tor3yf6k42e.onion143-
POP3---
SMTPmail2torx3jqgcpm.onion25-

.onionのドメインは、Tor Hidden Serviceで使われる、擬似的な特別のドメインです。Tor以外からは接続できません。

メールクライアントのThunderbirdなら、アドオンのTorBirdyFoxyProxy StandardからプロキシとしてTorに接続できます。その他のメールソフトでもプロキシ経由で接続できますが、アドオンほど融通は利きません。

Advanced Onion Routerの使い方

Tor browserとの共用では利便性が低いので、AdvORを使う方法を説明します。

Advanced Onion Routerのインストール

Advanced Onion Routerから、最新版(AdvOR-0.3.0.20.zip)をダウンロードします。

Zipファイルを展開して、AdvORフォルダーをProgram Files (x86)などに配置します。

AdvOR.exeを実行すると、タスクトレイの通知領域にアイコンが表示されます。

青色のアイコンは、Torにまだ接続されていない状態です。

アイコンをクリック又は、右クリックからShowWindowでアプリケーションの画面がでます。

Connect

下段メニューの、ConnectボタンをクリックするとTorネットワークに繋がり、緑色のアイコンになります。

毎回この作業を行うのは面倒なので、以下のように設定しておくのがおすすめです。

System (左ペイン)

Connect automaticaly 起動すると自動的にTorネットへ接続します

minimize at startup 通知領域のアイコンの状態で起動します

Start width Windows Windowsの起動時にAdvORを起動します

Save settingsでセーブされます。

最後のWindows動作を変更するもののみレジストリのスタートアップに登録されます。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

値: AdvOR

HKCUは、ログインユーザーの設定です。Windows全体には影響を与えません。

AdvORの設定は、iniファイルに保存されるので基本的にレジストリは使用されません。スタートアップのチェックを外したあと、フォルダーの削除でアンインストールは完了です。

Torのネットワークに接続できました。

ThunderbirdとTorの接続設定

現在、Thunderbird アドオンのTorBirdyとFoxyProxy Standardは、最新版でうまく動作しないため、通常のプロキシの設定からTorに接続する方法を紹介します。

Thunderbirdとプロキシを繋ぐ基本的な方法なので、色々な場面で活用できます。

GmailYahoo! mailをTorで接続するとBANされる確率が高いので、もし利用していたら別のプロファイルへ移動するなどしておきます。この点はFoxyProxyが使えれば自動切り替えの設定も可能です。

Thunderbird, Portable Editionの別プロファイルは、Thunderbird Portable 2nd Profileを使います。

プロキシの設定

オプション詳細ネットワークとディスク領域

接続接続設定

手動でプロキシを設定する

SOCKS ホスト : 127.0.0.1
ポート : 9050


Thunderbirdのプロキシの設定画面

9050というのは、AdvORが常駐しているポートです。AdvOR設定画面の一番上、proxyの項目で変更できます。特に決まりがあるわけではありませんが、Torは慣例的に9000番台が使われることが多いです。

127.0.0.1は、ローカルホスト。自身のコンピューターを指します。

DNSの設定

DNSの名前解決もTorのTCPを使うように設定します。

オプション詳細一般

設定エディタを開きます。

最新の注意を払って使用する

network.proxy.socks_remote_dnstrueにします。

Tor Browserは、初期値がtrueになっています。

Firefoxは45からTLD.onionの名前解決がブロックされ、network.dns.blockDotOnionをfalseへ設定する必要がありますが、Thunderbirdに変更はありません。

HTMLメールの対処

せっかくTorで利用するなら、表示はプレーンテキストを推奨。

Thunderbirdのメッセージの表示形式の設定メニュー

Thunderbirdはテキスト表示でも、URLらしき文字列をリンクしてしまうので必要に応じて対処します。

network.http.sendRefererHeader0にします。

Thunderbirdのリファーを送信しないようにする設定画面

リファラーヘッダーを送信しないようにします。

JavaFlashは自身の接続設定を使うので、アドオンプラグインから無効にしておきます。

今時のHTMLはJavaFlashを使用しないので問題ありません。どうしても必要があるときは、エクスポートしてブラウザで閲覧できます。

ThunderbirdをTorに接続できるようになりました。

Thunderbirdのアカウント設定

Mail2Torのメールアドレスを設定をします。

オプションアカウント設定メールアカウントを追加

Thunderbirdの最初のウィザードは入力せざるを得ません。

名前、メールアドレス、パスワードを入力。名前は後から変更できます。

続けるをクリックして、すぐに手動設定をクリックします。

次のように入力します。

IMAP: mail2tor3yf6k42e.onion ポート: 143
SSL: 接続の保護なし 認証方式: 通常のパスワード認証

SMTP: mail2torx3jqgcpm.onion ポート: 25
SSL: 接続の保護なし 認証方式: 通常のパスワード認証

ユーザ名: @mail2tor.comを除いたローカルネームを入力

ThunderbirdにOnion Domainのメールサーバを設定

完了

警告が出ますが、接続する上での危険性を理解しましたをチェックして、完了します。

Thunderbirdの警告メッセージ

Tor Hidden Serviceは、End to endで暗号化されています。

必要な場合は、アカウント設定に戻り、アカウントの名前差出人情報を管理から名前欄を空白にします。

Thunderbirdの既定の差出人情報を編集 Thunderbirdの差出人情報から名前を空欄にします

迷惑メールの設定の、このアカウントで迷惑メールの学習を有効にするのチェックを外します。

このアカウントで迷惑メールの学習を有効にする

以上でTorの設定は全て完了です。アカウント名をクリックして受信できるのを確認します。

Thunderbirdを使いTorからメールを送受信できるようになりました。

Advanced Onion Routerは、他にも様々な機能を持っています。Mail2TorのようなTor Hidden Servicenの構築。ヘッダーのマスクやカムフラージュ。Torリレーノードへの参加などもできます。

その国のIPでしか取得できないメールアドレスも出口ノードの国を選択すれば簡単に取得できます。

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